由利本荘市に建設した「道川の家」は、市北部に位置し、秋田市街地からも20分ほどのところにある。日本海にも近いこの場所は、塩害による建物への影響も考えられる事から、2階外壁部分は塩害に強い杉板と1階外壁はメンテナンスフリーの外壁アルセコマーク外断熱システム採用している。屋根は緩やかな勾配の切妻屋根とし、オーソドックスでいながら普遍性の美を感じられる形態としている。南面全面が木製建具のヒートチムニー(温室)となっているのが特徴の超高性能断熱住宅である。雨水を貯めるレインタンク150リットルも設置している。外壁の塗装、床の蜜蝋入りワックスがけなどは施主とその友人の方に作業をしていただいた。誠ありがたいことである。


屋根断熱 高性能グラスウール16㎏ 235ミリ+235ミリ

壁断熱 高性能グラスウール16㎏ 100ミリ+ロックウール100ミリ(1階)、高性能グラスウール16㎏ 235ミリ(2階)

基礎断熱 フォームスチレンボード3種b 100ミリ

FF灯油暖房1台による全室暖房

case52「道川の家」平成21年12月完成 由利本荘市